模擬州知事選で生徒演説 久留米信愛高で主権者教育授業 「6党首」政策や人柄訴え 実際の投票箱に「1票」 [福岡県]

党首を務める生徒たちが立会演説会で政策を発表した
党首を務める生徒たちが立会演説会で政策を発表した
写真を見る
1票を投じる生徒たち
1票を投じる生徒たち
写真を見る
演説会の会場には6党のポスターが掲示された
演説会の会場には6党のポスターが掲示された
写真を見る

 久留米市御井町の久留米信愛女学院高で3日、「九州の州知事」を選ぶ架空の選挙を題材にした主権者教育の授業があった。架空政党の党首による立会演説会や模擬選挙を通して、民主主義の原点を体感した。

 暮らしに密着する政治への関心を高めるのが目的。3年目の今回は2年生が「ノノノミクス党」「ななつ星党」「墾平(こんぺい)党」「知里勝党(かとう)」「なっ党」「まっ党」の6党に分かれ、昨年11月から政策の話し合いやポスター作りに取り組んできた。1、2年生の「有権者」を前に6党の党首と党員が、党の政策や党首の人柄などを訴えた。

 なっ党はスマートフォン用の「地域アプリ」を開発して、若い世代を街づくりに呼び込むアイデアを披露。墾平党は働く女性を意識して、保育施設を備えた大型マンション整備を提案した。知里勝党は若者の流出を防ごうと、地元就職を前提にした給付型奨学金の創設を訴えた。質疑の時間では、まっ党が掲げた独身税を巡り、税率や経済的な理由で結婚できない人への対応などについて、活発な議論が交わされた。

 その後、教員を含め約150人が、市選挙管理委員会から借りた実際の投票箱に1票を投じた。なっ党党首の木下空さん(16)は「党員をまとめるのは大変だったけど、最後は一つになれた。九州の現状や課題を学ぶいい機会になった」、知里勝党党首の入江知里さん(17)は「自分の考えをうまく伝えるのが難しかった。政治や選挙について分かっていたつもりだったけど、もっと深く知りたくなった」と語った。

 開票結果は、5日に校内で発表される。

=2018/02/04付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]