「田川のパプリカ」全国に 市が「ふるさと名物応援宣言」 担い手育成とブランド化推進 [福岡県]

パプリカを手にする二場公人市長
パプリカを手にする二場公人市長
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 田川市は、市内で生産している「パプリカ」を名物として全国にPRし、生産者を支援する「ふるさと名物応援宣言」をした。県内の自治体で宣言したのは、芦屋町(芦屋釜をはじめとする芦屋鋳物)、川崎町(国指定名勝「藤江氏魚楽園」を舞台に~「自然」と「歴史文化」にふれあう町に)と並び初めて。

 宣言すると、地域ブランド創出を促進する中小企業庁の支援措置を伴う。田川市の場合は、市内にある中小企業・小規模事業者が地域資源活用促進法の認定を受け、「ふるさと名物」に関連する商品・サービスの開発や販路開拓を行う場合、費用の補助(上限500万円、補助率3分の2)が優先的に採択される。

 同庁が委託する中小企業向け支援サイト「ミラサポ」で全国への情報発信なども可能になるため、田川市が発表した11月29日現在で38都道府県の81市町村が宣言を行っている。

 田川市は2004年から、石炭に変わる基幹産業を生み出そうと、国と県の補助を受けてパプリカの栽培を開始。「田川のピュアパプリカ」として地域ブランド化を図っているが、現在は市内に生産者が1人しかおらず、認知度は高まっていないという。

 二場公人市長は「市で生産しているパプリカは肉厚で好評を得ている。宣言を機に、パプリカの担い手育成とブランド化を進めて、市を代表する本物の名物として売り出していきたい」。生産者の荒牧忠勝さん(75)は「最盛期は週に200キロほど収穫するが、注文が多く足りないときも多い。将来性のある作物なので担い手がいれば喜んで作り方を教えたい」と話した。

=2016/12/01付 西日本新聞朝刊=

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