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二宮さん遺作、最後の火入れ 飯塚市の如水窯、24日に展示販売会 [福岡県]

二宮教さんの作品を焼く窯を見守る岸田直之さん(左から2人目)たち
二宮教さんの作品を焼く窯を見守る岸田直之さん(左から2人目)たち
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作陶に励んでいた二宮教さん(2015年、三戸丈治さん撮影)
作陶に励んでいた二宮教さん(2015年、三戸丈治さん撮影)
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 1月に51歳で急逝した陶芸家、二宮教さんが手掛けた最後の作品を窯で焼く火入れが14日、拠点としていた飯塚市八木山の如水(にょすい)窯で行われた。飯塚のまちおこし活動の中心にいた二宮さんを慕う人たちが集まり、見守った。

 この日、「本焼き」の工程に入ったのは、二宮さんが生前に素焼きしていた皿や鉢など約10点。昨年8月の展示会用に準備していたが、体調が悪化したため制作途中のままだった。二宮さんの知人の陶芸家が、釉薬(ゆうやく)をかけ、14日早朝、窯に着火した。イベントなどで人と人との輪を広げるのが得意だった二宮さん。窯には知人が次々と集まり、昔話に花を咲かせていた。数日後に窯から出される予定。

 山口県や東峰村で陶芸の修業をした二宮さんは、25年前の11月、父淳さん(故人)と如水窯の落成式を行った。二宮さんは「使いやすく、楽しいだんらんの名脇役を務める」器作りを心掛けていたという。

 24~26日には、この日焼いた器も含め、二宮さんが残した作品約400点の展示販売会が同窯で行われる。妻みゆきさん(55)は「縁を残してくれているみなさんの協力がうれしい」。この日、窯に立ち寄った岸田直之さん(39)は「感慨深い。焼く作品がなくなるのは寂しいが、たくさんの人の手に渡って、二宮さんの思いが伝わればいい」と話した。24日は午後1~6時、25日と26日は午前10時~午後6時。

=2017/11/15付 西日本新聞朝刊=

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