鮭神社2年ぶりサケ奉納 嘉麻市 受精卵はふ化槽へ [福岡県]

遠賀町で見つかったサケを奉納する氏子総代の武田命昭さん
遠賀町で見つかったサケを奉納する氏子総代の武田命昭さん
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ふ化槽に入ったサケの受精卵を前に、サケへの熱い思いを語る「遠賀川源流サケの会」の菅真和さん
ふ化槽に入ったサケの受精卵を前に、サケへの熱い思いを語る「遠賀川源流サケの会」の菅真和さん
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 サケを神の使いとして祭る嘉麻市大隈の鮭神社で13日、献鮭(けんけい)祭があり、2日に遠賀町松の本で見つかったサケが奉納された。遠賀川水系でサケが確認されたのは2年ぶり。

 神社には約1200年前から「サケが遠賀川上流までさかのぼった年は豊作になる」との言い伝えが残る。昨年はサケが見つからず、サケに見立てた大根を奉納したが、この日は体長67センチ、重さ2・4キロのメスのサケを鮭塚に奉納。地元住民ら約100人が見守る中、氏子総代の武田命昭さん(70)が塩や酒をかけた。

 武田さんは「サケが見つかるか心配だったが、直前に発見されて一安心した。来年は豊作かな、と住民一同喜んでいる」と話した。

 奉納の後、20年以上前から遠賀川各地でサケの稚魚の放流を続ける「遠賀川源流サケの会」が、新潟県から取り寄せたサケの受精卵をふ化槽に入れた。約4万匹を年内にふ化させ、5センチほどに育った稚魚を、来年3月に放流する予定。

=2017/12/14付 西日本新聞朝刊=

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