「直鞍」で原点回帰熱走 7区で区間賞創価大の石崎選手 箱根駅伝で活躍誓う [福岡県]

7区を力走する飯塚高校駅伝部OBクラブAチームの石崎雅也選手
7区を力走する飯塚高校駅伝部OBクラブAチームの石崎雅也選手
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 直鞍路から箱根路へ-。「第72回直鞍一周駅伝競走大会」で、7区の区間賞を獲得した石崎雅也選手(20)=飯塚高校駅伝部OBクラブA=は、箱根駅伝出場を目指す創価大3年生。大学進学時からけがが相次ぎ、原点回帰のつもりで直鞍路を走った。「来年の正月は、箱根を走っている姿を見せたい」と意気込む。

 石崎選手は嘉麻市出身。嘉穂中陸上部で陸上を始め、飯塚高では5000メートルで県大会決勝に進出したが、全国大会には届かなかった。卒業後は陸上部のある地元企業への就職を考えていたが、知人の紹介で会った創価大駅伝部の監督に誘われ、進学を決めた。

 だが、大学では、けがに悩まされた。1年生の10月に右膝を故障。チーム内の競争に置いていかれる恐怖心から、だましだまし競技を続けているうちに左膝もけが。「これまで経験したことがない苦痛だった」と振り返る。

 3年生となり、上半身と腰回りの筋肉を強化し、けがをしにくい体づくりに励んだ。5000メートルの自己ベストも14分37秒に更新。箱根駅伝予選会への出場はかなわなかったが、1人でけがと向き合ってきた石崎選手に、駅伝部の監督は「チームワークを感じてこい」と地元・筑豊で開催される直鞍一周駅伝への参加を促した。

 28日の駅伝本番。託されたのは、チームの思いをゴールに届けるアンカー。6人分の汗がしみ込んだタスキを受け取ると、一気に加速。7・7キロを24分11秒で走り、区間賞を獲得した。チームは総合3位に終わったが、「駅伝の楽しさを思い出せた」。笑顔で汗をぬぐった。

=2018/01/31付 西日本新聞朝刊=

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