障害児支援本を改訂 相談窓口など新情報紹介 飯塚市が第3版発行 [福岡県]

飯塚市が発行しているスペシャルサポートガイドブック
飯塚市が発行しているスペシャルサポートガイドブック
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 飯塚市が障害がある子どもを育てる家庭のため、乳幼児から青年期の大まかな流れや支援制度をまとめた「スペシャルサポートガイドブック」を改訂した。2014年3月に初版を発行し、今回が第3版。県障がい福祉課は「ライフステージに応じており、相談窓口も分かりやすく紹介されている。改訂することで、利用者は新しい情報を得ることができる。他の自治体の参考になるのでは」としている。

 ガイドブックは「障害のある子どもへの支援の内容が分かりづらい」という保護者の声がきっかけで、13年度事業として作製。ぽれぽれの会(障がいを考える会)、筑豊子育てネットワーク「かてて!」、NPO法人子育て市民活動サポートWillのメンバーも編集会議に参加し、当事者の声を反映させた。

 ガイドブックは、お子さんの発育や発達に不安を感じたら▽障がい者手帳の種類・交付手続き▽進学や就職について-など11項目からなり、市や県の相談窓口、発達障害の特徴、支援サービスなどを具体的に紹介。「子育てのヒントになれば」と、障害児とともに生きる保護者の体験談も掲載している。

 昨年11月に改訂した第3版は、同7月に開設した障害者と障害児の相談窓口を担う「障がい者基幹相談支援センター」(飯塚市忠隈)を紹介。市内の支援事業所一覧は、第2版(15年12月)の14カ所から26カ所になるなど現状に対応している。

 ボランティアでレイアウトを担当した「かてて!」の渡辺福代表(51)は「見やすさを意識し、イラストや色合いを工夫した」と話し、「ぽれぽれの会」の金子加代代表(52)は「障害のある子どもの保護者の経験が生かされた本になっている。ぜひ、手に取ってほしい」と呼び掛けている。

 市社会・障がい者福祉課によると、18歳未満の障害者手帳を持つ人は16年度は358人。年々、増加傾向にあるといい、同課の担当者は「1人で悩まないで、子どもの成長に不安を感じた時などに読んでもらい、子育てに向き合う手助けになればうれしい」と話している。

 A5判カラー62ページで、1500部作製。市役所や子育て施設などに配布。無料。市ホームページでも閲覧できる。

=2018/02/01付 西日本新聞朝刊=

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