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ベトナムで電気バス走行実験 北九州市と小倉北区の企業、環境重視、売り込みへ [福岡県]

実証走行実験に使われる電気バス(北九州市提供)
実証走行実験に使われる電気バス(北九州市提供)
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 北九州市と充放電制御装置製造の「ソフトエナジーコントロールズ」(小倉北区)は5日、姉妹都市のベトナム・ハイフォン市で2月から、太陽光発電システムを使った電気バスの実証走行実験を実施すると発表した。北九州市によると、同国で電気バスが走るのは初めて。市と同社は実験を機に環境に優しい交通手段として、同国全土で電気バスの売り込みを目指す。

 実験を行うのは景勝地・ハロン湾内にあるカットバ島。2020年度までの実験期間中、坂道の多い地形や高温多湿の気候に適応できるかなどを検証する。

 バスは50人乗りで、同社のバッテリー制御技術を使い、中国のバス製造会社と共同開発。車体にアルミ合金を使い、「世界最軽量で世界一の低燃費」(ソフトエナジー社)を実現した。太陽光パネルはバスの車庫に設け、全電力を太陽光で賄えるという。

 事業費は1億2千万円で環境省が7800万円を補助。北九州市はベトナムでの電気バス走行に向けた許可取得などを支援する。

 同島は世界自然遺産登録を目指す観光地だが、バスや湾内の船の排ガスによる大気汚染が深刻という。同社は「島では今後、ディーゼルバスの運行禁止が検討されると聞いており、電気バス普及が期待できる。実験後、現地の路線バス会社に電気バスを売り込みたい」としている。

=2017/01/06付 西日本新聞朝刊=

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