花見マナー向上に本腰 北九州市が小倉城広場に初ルール [福岡県]

花見客の出したごみが散乱する小倉城天守閣広場(北九州市提供)
花見客の出したごみが散乱する小倉城天守閣広場(北九州市提供)
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 北九州市は、小倉城天守閣広場(小倉北区)での花見について、初めて利用ルールを策定した。場所取りを午前10時以降に限定し、ロープやくいを使ったり、通路にブルーシートを置いたりする行為を禁止する。今月24日から4月9日まで適用する。マナーに関する苦情が毎年寄せられているのに加え、城を目当てに訪れる外国人観光客が増加中で、市は「景観を守り、気持ちよく花見を楽しんで」と呼び掛けている。

 市によると、花見の時期の広場では毎朝、シートやバーベキュー機材があちこちに置かれ、ごみも散乱。シートや機材は使われた形跡があり、捨てられたとみられるものの「場所取りをしている可能性もあり動かせなかった」(市担当者)。木々にロープを巻き付け、地面にくいを打ち込んだりしての場所取りも例年続出。近隣住民の散歩コースでもあり「引っかかって転倒したらどうする」などの意見も多かったという。

 公園内のバーベキューは都市公園法や市条例で禁止されているが市は「花見の風物詩」と黙認してきた。ただ、食べ残しを含むごみが大量に放置され「においがひどい。カラスもたくさん来る」などの苦情が毎年ある。市は来年から、バーベキューをする人を一角に集めることも検討している。

 今回のルールについては花見客から聞き取りをし、桜の名所の市内9公園に拡大するかどうかの判断材料にするという。市担当者は「マナー向上のため、ご協力を」と話した。

=2017/03/18付 西日本新聞朝刊=

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