若い感性で商店街に活力 九州女子大・前田研究室の6人 空き店舗改修、インスタも意識 [福岡県]

門司中央市場で空き店舗のリノベーションに取り組む九州女子大の学生たちと前田修吾教授(左から2人目)
門司中央市場で空き店舗のリノベーションに取り組む九州女子大の学生たちと前田修吾教授(左から2人目)
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 門司区の商店街「門司中央市場」ににぎわいを取り戻そうと、九州女子大学(八幡西区)の学生たちがリノベーション(リノベ)に取り組んでいる。3日には、来春の本格オープンを目指し、空き店舗を交流スペース兼店舗に作り替える作業に入った。数店舗のシャッターに「インスタ映え」する絵を描く計画もあり、若いセンスを生かして商店街に若者や観光客を呼び込みたい考えだ。

 リノベを手掛けるのは、九州女子大の前田修吾教授(住居学)の研究室に所属する3年のゼミ生6人。前田研究室は地域活性化に協力する活動を行っており、過去には若松区で空き事務所をゲストハウスに改装するプロジェクトにも参加している。

 門司中央市場商業協同組合によると、同市場は戦後すぐに形成され、最盛期には76店舗あったが、店主の高齢化やスーパー進出で店を閉める店舗が増え、現在は32店舗まで減っている。

 リノベは前田教授側から提案。同組合から空き店舗(約25平方メートル)を借り、空間の半分を誰もが自由に使える交流スペースに作り替える。コタツなども置き、壁は子どもたちがチョークで落書きできるようにする。もう半分は、編み物などを趣味とする地元の主婦らが作品を販売できる店舗スペース。いずれも来春以降、ゼミ生が土日を中心に運営するという。

 また、若者や観光客に商店街をPRする手段として、写真共有アプリ「インスタグラム」にも注目。まず来年2月ごろ、リノベする空き店舗のシャッターに、写真を撮りに来たくなるような絵を描く予定だ。

 同大3年の山本優さん(21)は「女子大生の感覚を生かし、同世代の人らが集まるようにしたい。商店街の良さを伝える」と意気込んでいる。

=2017/12/04付 西日本新聞朝刊=

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