旧安川邸の洋館内部を公開 北九州市、解体方針を転換し保存へ [福岡県]

旧安川邸洋館の内部を説明する九州大大学院の木島孝之助教
旧安川邸洋館の内部を説明する九州大大学院の木島孝之助教
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 北九州市は21日、安川電機(北九州市八幡西区)の創業発起人、安川敬一郎(1849~1934)が暮らした旧安川邸(戸畑区一枝)の洋館内部を報道関係者に公開した。市は和館や日本庭園と合わせ、2019年度末までに一般公開する。

 旧安川邸を巡っては、市が安川電機からの無償譲渡などを受けて和館と日本庭園を保存・整備し、洋館は解体予定だった。市民から保存を求める声が高まり、市の文化財調査でも「建築史的価値は極めて高い」との結果が出たため方針を転換し、保存を決めた。

 洋館は木造2階建てで1926年に整備。敬一郎が隠居後に生活した。来客を迎えた座敷や洋風の食堂、寝室などを備える。調査した九州大大学院の木島孝之助教(日本建築史)は「洋館は大正末期から昭和初期の最先端の洋風建築で、保存状態も良好。和館や庭園を含めて国の重要文化財級の価値がある」と話した。

=2018/04/22付 西日本新聞朝刊=

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