「ニホニウム」森田氏が講演 福岡市「新元素また見つけたい」 [福岡県]

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 原子番号113番の新元素「ニホニウム」の研究チームを率いた九州大の森田浩介教授が18日、福岡市内で講演し「119番、120番などまた新たな元素を見つけたい」と、世界との研究競争に打ち勝っていく意欲を示した=写真。講演会は九州学士会などが開いた。

 自然界に存在しない、番号が大きい元素は、加速器で物質同士を衝突させることで瞬間的に発生する。アジアから初めて周期表に入った「ニホニウム」は、2003~12年で確認できたのがわずか3回だった。森田教授は「必ず合成できる、と信じて続けた」と当時の心境を明らかにした。

 森田教授らは、さらに高性能の加速器などで実験を継続中。既知の116番の合成を試したところ、短期間で5回も確認できており、次の足掛かりとなる成果という。「次は、九州で研究したことが分かる名前が付けられればいい」などと夢を語った。

=2017/03/19付 西日本新聞朝刊=

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