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古墳期の大型掘立柱建物跡発見 糸島の三雲・井原遺跡 26日現地説明会、出土品展示 [福岡県]

白いひもで囲まれたところが柱穴の跡。調査のため半分だけ掘られている
白いひもで囲まれたところが柱穴の跡。調査のため半分だけ掘られている
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係員が立っている地点が、大型掘立柱建物の柱穴が見つかった場所。手前は同時に出土した土器
係員が立っている地点が、大型掘立柱建物の柱穴が見つかった場所。手前は同時に出土した土器
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 糸島市の三雲・井原遺跡の番上地区で古墳時代前期(4世紀ごろ)とみられる大型掘立柱(ほったてばしら)建物跡が見つかった。古代のクニ「伊都国」が中国からの使節を迎え入れていた時代とは異なることから、市教育委員会は使節訪問に関連する迎賓館的施設の可能性は低く、首長の居館か倉庫、古墳関連の施設だった可能性が高いとみている。

 伊都国は弥生時代、大陸との外交の窓口だったとされる。番上地区では昨年、弥生時代後期(1~2世紀)とみられるすずりの破片や大量の楽浪系土器が、当時のごみ捨て場である土器だまりから発掘され、中国・楽浪郡の使節が伊都国を訪問していたことを裏付けた。

 この使節滞在の痕跡がないか、市が土器だまり周辺を調査したところ、約1メートル四方の穴に直径30~40センチの柱を立てたとみられる12の痕跡を発見。建物の床面積は約90平方メートルで、東側にはひさしを支えた可能性もある4本の柱の跡もあった。もしひさしがあったならば首長の居館、そうでなければ倉庫の可能性が高いが、南側約50メートルにある前方後円墳「端山古墳」に関連した施設であることも考えられるという。

 市は26日午前10時~正午、発掘調査現場を公開し、出土品を展示する説明会を開催。現場は伊都国歴史博物館から徒歩10~15分。駐車は博物館へ。

=2017/02/22付 西日本新聞朝刊=

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