ランチサービス好評 太宰府市教委、中学校で試食会 「完全給食あればうれしい」の声も [福岡県]

ランチサービスを試食する前、実際に生徒が昼食を取る教室を参観する保護者ら
ランチサービスを試食する前、実際に生徒が昼食を取る教室を参観する保護者ら
写真を見る

 太宰府市教育委員会は6日、市立太宰府西中でランチサービスの試食会を行った。一部の生徒のほか、校区内の小学6年生の保護者ら市民19人も参加した。芦刈茂市長が、摂取栄養素や原材料、衛生基準などを細かく定めた学校給食法に基づく中学校完全給食(全員喫食)の公約を断念し、委託業者が届けるランチサービス充実の方針に転換したため、試食会を企画。参加者には「温かくて、おいしい」と味については好評だった。

 市教委の江口尋信理事が市内中学校の昼食の現状を説明。(1)弁当持参(2)学校の売店でパンかおにぎり購入(3)ランチサービスの選択制で、(1)が70%以上と多く、(3)は7・7%(2016年度)にとどまっているとした。

 その上で、市長が市長選で公約した完全給食実現を検討したが、財政難で見送ったこと。代替策として成長期の生徒にバランスの良い食事を取らせ、配膳準備などで責任感を育むランチサービスの充実・利用向上を図る計画であること-などを報告した。

 この日の試食会のメニューは「ご飯、えびカツ、焼き肉風炒め、切り干し大根煮、和風サラダ、もも缶」。通常300円を200円で提供した。試食した市民の感想は1人が「まあまあ」と答えたほかは、全員が「おいしかった」だった。

 試食前に、保護者らは昼食中の教室を参観。「担任の先生もランチサービスを食べていた。みんなが同じ物を食べるのはいい。完全給食は仕切り直して考えてほしい」(59歳男性)、「ランチサービスの利用が増えたら生徒も注文しやすくなるのでは。完全給食はあったらうれしい」(42歳女性)などの声が聞かれた。

 19日まで、市内の他の三つの中学校でも試食会を行う。

 西日本新聞が市議選の立候補者21人に行ったアンケートでは、中学校給食について18人が完全給食を求めた。

=2017/12/07付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]