上陸禁止の沖ノ島 元日VR参拝!? 8K動画で仮想体験 海の道むなかた館来年から無料公開 [福岡県]

沖ノ島のVR体験ができる専用ゴーグル(左)と、見ることができる画像
沖ノ島のVR体験ができる専用ゴーグル(左)と、見ることができる画像
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世界文化遺産登録された沖ノ島と岩礁
世界文化遺産登録された沖ノ島と岩礁
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 上陸できない島、元日に参拝いかが? NTTドコモ(東京)が沖ノ島で撮影、制作した8Kのバーチャルリアリティー(VR)動画が1月1日から、「海の道むなかた館」(宗像市深田)で公開される。専用ゴーグルを着用すると、沖ノ島に上陸して沖津宮への石段を上る様子が追体験できる。

 撮影は宗像大社の許可を得て、世界文化遺産登録直前の7月初旬に行われた。ドローン2機で360度を見回す画像を制作。ゴーグル形の専用ディスプレーを着用すると、山肌を見上げたり、足元の草がそよぐのが見えたりと、見ている人の動きに合わせて現実に近い感覚の画像が見られる。

 NTTドコモは「上陸することのできない島を仮想体験することで、保全の大切さを知ってほしい」。視聴機材22セットを1年間、宗像市に貸与し、市は来場者に無料公開する。公開は午前10時~午後4時で、対象は13歳以上。

 沖ノ島は宗像市神湊の約60キロ沖にあり、4~9世紀に航海安全を願う国家的祭祀(さいし)の場となった。島にささげられた国際色豊かな約8万点の宝物は国宝に指定されている。

 女人禁制で、年に1度だけ毎年5月の現地大祭では一般男性の上陸が許されてきた。しかし、世界遺産登録を受け、来年から「神職のみが上陸する」という本来の形に戻すため、一般人は島に渡れない。

 「海の道むなかた館」は宗像大社のそばにあり、初詣客の多い1月1~3日は開館している。

=2017/12/20付 西日本新聞朝刊=

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