和田投手 夢の大切さ語る 6年生とキャッチボールも 早良区の飯倉小 [福岡県]

和田毅投手にキャッチボールを褒められ、笑顔を見せる飯倉小の児童
和田毅投手にキャッチボールを褒められ、笑顔を見せる飯倉小の児童
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児童たちはグラブを手に、憧れの和田投手を囲んだ
児童たちはグラブを手に、憧れの和田投手を囲んだ
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 子どもたちが憧れるスポーツ選手や歌手による「夢の課外授業」(二十一世紀倶楽部主催)が21日、福岡市早良区の飯倉小であった。講師はプロ野球・福岡ソフトバンクホークスの和田毅投手(36)。6年生の児童93人に体験談を語り、キャッチボールなどを教えた。

 「和田せんせーい」。体育館中に響く呼び掛けに応じ、和田投手が姿を現すと、子どもたちから大歓声が湧き起こった。「夢を持っている人?」。みんなの手が上がると、和田投手はうなずき語り始めた。「僕が一番最初に夢を持ったのは、小学1年生の時でした」

 小学1年で野球を始め、プロが投げる球の速さに魅了された。「こんな華やかな世界で働けたら幸せだな」。中学、高校でもボールを握ったが、球速は130キロにも満たなかった。甲子園の舞台で異彩を放つ同じ学年の松坂大輔投手(37)の姿に「こういう人がプロになるんだ」と夢を諦めたことも。ただ、大好きな野球はやめなかった。

 進学した早稲田大1年秋にフォームを修正。1カ月半で球速が142キロまで上がった。プロへの光が見え、球速を維持するため「地球1周分は走り込んだ」と話すと、児童たちは目を丸くして驚いていた。

 「夢があるから頑張れる。諦めたくなる時もあると思うが、夢を嫌いにはならないで」

 質疑で「今の夢は」と問われた和田投手は「タイトルを全部取りたい。その気持ちが原動力です」ときっぱり。「ファンが喜ぶ姿を想像するとうれしくて、苦しくても楽しくなる」と笑顔を見せた。

 講義の後は、運動場でキャッチボール。和田投手は「思いやりを持って投げて」などと助言。褒められて満面の笑みを浮かべる児童もいた。野中ゆうみさん(11)は「和田先生は優しいけど、(投げる)球は重く感じた。看護師の夢を追いかける励みになった」と目を輝かせた。

=2017/12/22付 西日本新聞朝刊=

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