「山・水・土と生きる」 「安全・安心なむらに」 朝倉市と東峰村 復興計画骨子発表 [福岡県]

 九州豪雨で被災した朝倉市と東峰村は28日、来年3月に策定予定の復興計画の骨子を発表した。朝倉市は本年度を含めておおむね10年を計画期間とし、災害を起こした自然を復興ビジョンにあえて取り込み、「山・水・土、ともに生きる朝倉」を掲げた。東峰村は8年を計画期間とし、「安全・安心のむらづくり」を目指すとした。

 いずれも九州大の「豪雨災害調査・復旧・復興支援団」の三谷泰浩大学院教授を中心に、住民の意見も聞いてまとめた。

 朝倉市の骨子は、復興ビジョンの下に三つの基本理念を定めた。理念のうち「市民の命を守る安全な地域づくり」では、二次災害防止の対策や地域防災計画の見直しなどを盛り込んだ。

 特に被害が大きかった8地区は地区別復興計画を策定すると明記。森田俊介市長は「骨子は住民らの議論を踏まえた。これを基に良い計画を作って復興をやりとげたい」と述べた。

 一方、東峰村の骨子は、復興計画を既存の村総合計画の一部と位置づけ、基本目標に「しごと(豊かな生業を支える基盤の復興)」など三つを定めた。渋谷博昭村長は「復旧・復興へ住民の思いをいかにくみ上げていくかが村の役目」と復興計画づくりへの意欲を語った。

=2017/12/29付 西日本新聞朝刊=

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