マンション減災へ手引書 福岡市が災害対応策 熊本地震の教訓を生かす [福岡県]

記者会見で「マンション防災・減災マニュアル」を手に説明する福岡市の高島宗一郎市長
記者会見で「マンション防災・減災マニュアル」を手に説明する福岡市の高島宗一郎市長
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 福岡市は2016年の熊本地震を教訓に「マンション防災・減災マニュアル」を作成した。マンション単位で行う入居世帯の安否確認や施設の安全確保など活動のポイントを列挙。熊本地震で被災したマンションの取り組みなど参考事例も盛り込み、住民による防災態勢づくりや地震後の対応に役立つ内容となっている。

 市によると、市内全居住世帯約74万戸のうちマンションなどの共同住宅は78%に上り、全国の政令市で最も高い。特にマンションが密集する都心部の直下には警固断層があり、地震発生時の対応は重要な課題となっている。

 マニュアルはA4判34ページ。非常食や家具の固定など各世帯ができる備えのほか、マンション単位で災害対策本部を運営する際の活動ポイントを示した。安否確認のルールづくりなど平時の備えだけでなく、地震発生直後から余震安定期まで、その時々に何をすればいいかが分かるチェックシートを載せた。

 また熊本地震で被災したマンション住人やNPO法人「熊本県マンション管理組合連合会」などから聞き取った内容も盛り込み「地域と良好な関係を築いていたマンションに地域の働き掛けで支援物資が届けられた」といった事例を紹介している。

 マニュアル電子版は市ホームページからダウンロードできる。冊子は13日から市役所1階や各区役所などで無料配布する。電子版はアドレス=http://www.city.fukuoka.lg.jp/shimin/bousai/bousai/mansionbousai.html

=2018/02/01付 西日本新聞朝刊=

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