福岡市 放課後補習全小学校で 3、4年対象 学力向上に成果、拡大 [福岡県]

 福岡市は2018年度、主に小学3、4年生を対象とした放課後補充学習を全144校で実施する方針を固めた。3、4年は算数などの学習内容が難しくなり、中学など後々の理解度に影響するとされる。現在70校で実施中の放課後補習は学力向上などに成果が出ており、市は全校への拡大で学習のつまずきを早期に解消し、子どもたちの学力底上げを図る。

 全小学校での放課後補習は、政令市では堺市に次いで2例目。福岡市は関連事業費約1億4千万円を新年度当初予算案に盛り込む。

 放課後補習は「ふれあい学び舎(や)事業」として16年度に35校で始まり、17年度に70校に拡大した。対象は3、4年が中心で、週2日程度。希望者のほか、学校側が声を掛けた学力に課題のある児童ら1校当たり平均35人が参加している。

 地域との連携が特色で、主な指導役2人は学校が雇用した地域人材を活用。教員やボランティアもサポートする。複数の指導役が少人数を相手にきめ細かい指導を行い、子どもたちは算数や国語の苦手となりやすい分野のプリントや宿題に取り組んでいる。市教育委員会が参加児童を対象に実施した算数の学力調査では平均正答率の上昇がみられた。学校や家庭には「学習意欲が高まった」「宿題を毎日するようになった」との声もあり、学習習慣の定着にも役立っているという。

 全校拡大に併せ、市教委は指導役になれる地域人材の登録制度を新たに設け、指導体制の充実も図ることにしている。

=2018/02/08付 西日本新聞朝刊=

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