豪雨被災地にホタル戻そう えさ増殖へ池清掃 朝倉市・水の文化村で40人 [福岡県]

カワニナを増やそうと「あまぎ水の文化村」の池を清掃する「ほたるの学校」の活動の参加者
カワニナを増やそうと「あまぎ水の文化村」の池を清掃する「ほたるの学校」の活動の参加者
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 昨年7月の九州豪雨により朝倉市と東峰村各地のホタルの名所が被災したことから、朝倉市を拠点とする住民グループ「ほたるの学校」が、被災した名所のホタル復活を目指している。ホタル復活に不可欠な、えさのカワニナを川に増やそうと22日には、呼びかけに集まった約40人が、カワニナを増殖するため、朝倉市の池を清掃した。

 豪雨前、朝倉市高木地区や東峰村宝珠山地区など両市村にはホタルの名所が多数あり、「光のショー」が見られる期間は各地でイベントも開かれていた。

 東峰村で長年、ホタルを守っている「ほたるの学校」の仲道光男アドバイザーによると、豪雨でホタルの幼虫が河川から流されたのに加え、えさのカワニナも激減。ホタルの幼虫は1匹でカワニナを20匹近く食べるため、復活の前提として各河川にカワニナを増やすことが最優先という。

 「ほたるの学校」活動を呼び掛けた一人で代表の柿原秀樹さん(66)たちが、カワニナ飼育の場として目を付けたのが寺内ダム(朝倉市)にある水のテーマパーク「あまぎ水の文化村」の池。5段に分かれた池には泥が堆積しており、この日の参加者で清掃し、水量を増やす堰(せき)を石で造った。

 6月ごろカワニナを池に入れ、池の一部ではホタルの幼虫も育てる予定。被災地の河川の護岸が整備される状況をみてカワニナを河川に移し、ホタルが住める環境をつくるが、3年ほどかかる予定。柿原さんは「ホタル復活が被災地の元気にもつながる」と話す。

 ほたるの学校活動は3月からスタート。カワニナ購入費など資金も必要なため、活動の裾野を広げようとしている。問い合わせはパソコンスクール アムリタ=0946(24)6658。

=2018/04/23付 西日本新聞朝刊=

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