西日本新聞

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計836人が裁判員経験 すべて有罪判決、28人控訴 年内の審理終了

2009年12月19日 19:13
 8月から始まった裁判員裁判は18日、神戸、岡山、長崎など8地裁(2支部含む)で判決が言い渡され、年内の審理を終えた。共同通信の集計では、同日までに、50地裁(8支部含む)で計138件(被告は142人)の裁判員裁判があり、836人が裁判員(補充裁判員から就任した8人含む)を経験した。

 判決は全員有罪で、終了後の記者会見には、裁判員・補充裁判員経験者の74%が参加し、感想を述べた。年明けの裁判員裁判は12日から。

 集計によると、各地裁は裁判員候補者名簿から160―60人計1万2963人をくじで選び、辞退を許可するなどして候補者計5842人を呼び出した。うち計5220人(89%)が裁判所に出向き、裁判員のほか、補充裁判員計340人を選んだ。地裁での選任手続きで辞退を求めたが、認められなかったのは118人にとどまった。

 公判では、ほとんどの被告が起訴内容を認め、無罪を主張したのは、さいたま地裁の強盗致傷事件の被告と千葉、大阪両地裁の覚せい剤密輸事件の外国人被告2人だけ。3人は共謀や薬物持ち込みの認識を否定したが、いずれも退けられた。

 判決内容は(1)無期懲役1人(2)懲役15年以上12人(3)懲役10年以上15年未満8人(4)懲役5年以上10年未満73人(少年事件の5年以上10年以下の1人を含む)(5)懲役5年未満の実刑16人(6)懲役3年以下の執行猶予(保護観察付き)20人(7)同(保護観察なし)12人-だった。

 18日現在、少なくとも28人の被告が控訴(うち1人は東京高裁で控訴棄却)した。

 裁判員裁判の実施裁判所で、まだ始まっていないのは、函館、旭川、釧路、盛岡、新潟、金沢、静岡、高知の8地裁と長野地裁松本支部、福岡地裁小倉支部。


=2009/12/19付 西日本新聞朝刊=

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