
大津波が押し寄せた長さ2キロの松原で唯一残った「希望の松」
「『生き残った者同士、頑張りましょう』と言うてくれてるみたいで」。男性は、まぶしそうに松を見上げてシャッターを切った。「妻の写真と並べて飾ってやります」
岩手県陸前高田市の高田松原は、松林が全長2キロに渡って続き、日本百景にも選ばれる景勝地だった。しかし、大津波になぎ倒され松原は壊滅。1本だけが奇跡的に残り「希望の松」として、被災者の心の支えになっている。
「希望の松」に勇気をもらいたい。こんな気持ちを込めて多くの人が松を訪ねているのだろう。足跡の一本道が、松につながる砂浜にできている。