西日本新聞

カメラで歩いた被災地

【震災直後】忘れてはいけない 非日常的な光景にぼうぜん

大津波に流され、建物の上に取り残された遊覧船。小雪が舞っていた=3月27日、岩手県大槌町(撮影・中村太一)
大津波に流され、建物の上に取り残された遊覧船。小雪が舞っていた=3月27日、岩手県大槌町(撮影・中村太一)
 東日本大震災から10日-。足を踏み入れた被災地は、繰り返し流されていたテレビ映像とも、新聞で見た写真とも違っていた。建物の屋上に取り残された大型の遊覧船。大津波に洗い流された人口数万人の街…。残されていたのは、がれきの山ではなく、人の生活の跡だった。ぼうぜんとした。

 余震が続く中、まだ多くの人が、家族の手掛かりや思い出を探し、がれきの迷路の中を歩き回っていた。それでも希望を絶やさないたくましさや笑顔にも出会うことができた。「私よりつらい人もたくさんいるから」。避難所で肩を寄せ合いながらも、前を向いて話してくれる人たちがいた。

 震災直後の非日常的な光景は、復興が進むにつれ少しずつ消えていくのだろう。だが、私たちが決して忘れてはいけない光景でもある。

【漁村被害】南相馬市を再訪 「どれほどの人生がのみ込まれたのか」

 5月に一度取材した東日本大震災の被災地、福島県南相馬市を8月19日に再訪した。前回は目にすることのできなかった鹿島区烏崎を住民が案内してくれた。かつては200戸が暮らしを営む漁村だった場所だ。

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【希望の松】津波に耐えた1本 被災者の支えに

 「『生き残った者同士、頑張りましょう』と言うてくれてるみたいで」。男性は、まぶしそうに松を見上げてシャッターを切った。「妻の写真と並べて飾ってやります」

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【3カ月】あの場所は… 1 岩手県沿岸部を再訪

 あの場所は、その後どうなっているのだろうか―。東日本大震災の発生後間もない3月下旬、取材で入った岩手県沿岸部の大津波被災地。そのとき歩いた場所を6月初旬、再び訪ねた。

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【2カ月】交錯する不安と希望 大震災から2カ月 岩手県沿岸部

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【歌声】 避難所に響く歌声 中学生が合唱でエール 岩手県陸前高田市

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【笑顔】 大震災下の子どもたち 避難所に咲く笑顔 被災者勇気づける

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