熊本市のボランティア活動情報(熊本地震)

熊本市でのボランティア活動について、西日本新聞が取材した情報は下記のとおり。

■災害ボランティアセンター

【活動者は減少傾向】(5月10日)

 開設した4月22日以降、県内外から大勢のボランティアが訪れていたが、ゴールデンウイーク中だった4月30日の1301人をピークに活動者は減少傾向。5月10日の受け付けは計424人(中央区の花畑広場358人、東区のサテライト団体受け付け66人)だった。これまでは、学校が休校している県内の高校生も多く訪れていたが、5月10日までに県内の全高校が再開。平日のボランティア確保が課題となっている。

 

【GWで需要と供給にミスマッチ】(4月29日)

 午前9時から受け付け、10分間で締め切った。市からは750人のボランティア派遣要請があったが、GWで今日は人が多い。9時前の時点で約700人が並んでいた。最終的に980人で締め切った。後半の方の人には「仕事がないかもしれません」と伝えている。

 GWは帰省した親類に家の片付けを手伝ってもらう人が多いため、需要がそれほど高くない。休みでボランティアが増えたがミスマッチが起きてしまった。GW後はボランティアが足りなくなる逆転現象が起きるかも知れない。22日の開設以降は、県内の高校生や大学生ボランティアが中心だったが、今日は県外からのボランティアが多い。

 消防士の専門学校に通う北九州市八幡西区の男性(18)は「災害ボランティアの経験を将来の仕事に生かしたいと思って来た。朝4時半に自宅を出発し福岡から高速バスで9時に熊本入りした。GWの休みと思ってきたが、もう受け付けできないと言われたので残念。なんとか参加できないかと思い、直接ボランティアさんのいる場所に行ってみたが断られた。北九州では熊本ほどの被害がでなかったが、九州でこんな地震が起きるとは思わなかった。次はわが身という思い。被災地の暮らしを自分の目で確かめたかった」と肩を落とした。

 

【1000人集まり823人が受け付け】(4月22日)

 災害ボランティアセンターの説明によると、以下の通り。

 22日は1000人超が集まったが、823人のみがボランティアの受け付けをした。人数制限をするつもりはなかったが、あまりにも人が集まりすぎたため、午前11時半に受け付けを締め切った。午前11時半以降にやってきた約200人については、理由を説明して帰ってもらった。本当に申し訳ない。

 ボランティア受け付けをした823人のうち、実際に活動したのは450人。残る373人には以下の理由を説明して帰ってもらった。本当に申し訳ない。 「本日ボランティアにお願いする業務は、チラシのポスティング業務とアクアドームでの支援物資の仕分け。ポスティングするためのチラシが不足していたうえ、アクアドーム側は10人しか必要としていなかった」

 

【開始30分で700人超集まる】(4月22日)

 午前10時半に受け付けが始まった。センターを開設する市社会福祉協議会は当初、「午前9時から」としていたが、昨日の大雨で会場のテントの設営が間に合わず、開始時間を遅らせた。社協は「昨日昼に時間変更を決めて発表した」というが、時間変更を知らずに会場を訪れるボランティアも多く、運営スタッフの大学生が拡声器で時間変更を知らせていた。

 開始30分で700人以上が集まり、運営スタッフ(52)は「予想を上回る人が集まった。明日、九州新幹線が全線開通すればもっと多くの人が集まりそうだ」と話した。

 活動は午後3時までの計画。ボランティアの駐車場は二の丸駐車場を利用可。ただし、車中泊希望のボランティアには、他の場所を紹介する。23日は午前9時から正午受け付け。

 受け付けを待っていた東京都大田区の会社員男性(49)は、地震後すぐ会社に休暇を申請。21日に飛行機で熊本市入りした。1995年の阪神・淡路大震災の発生時に大阪にいて被災し、神戸市にいた親戚もボランティアに助けられたことをきっかけに、積極的にボランティア活動に参加しているという。東日本大震災の被災地でも活動した。「がれきに見えても、その土地の人から見れば大切な物であることを肝に銘じて活動したい」。被災経験を生かし被災者に寄り添う誓う。

 札幌市手稲区の男性(68)は「熊本市のボランティア募集があるときいて、昨日朝から飛行機で熊本まで来た。熊本は初めてだが、被害状況を見て驚いている。自分のできることをしっかりして被災者のために活動したい」と話した。

=西日本新聞=

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