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森へおいでよ 筑豊の自然再発見<22>キノコ栽培に挑戦 生えよ!「ヒラタケ」

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(2)撮影場所はエコ工房リサイクルプラザ(飯塚市自然体験プログラム「いいねん!」)
(2)撮影場所はエコ工房リサイクルプラザ(飯塚市自然体験プログラム「いいねん!」)
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(3)撮影場所はエコ工房リサイクルプラザ(飯塚市自然体験プログラム「いいねん!」)
(3)撮影場所はエコ工房リサイクルプラザ(飯塚市自然体験プログラム「いいねん!」)
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(4)撮影場所はエコ工房リサイクルプラザ(飯塚市自然体験プログラム「いいねん!」)
(4)撮影場所はエコ工房リサイクルプラザ(飯塚市自然体験プログラム「いいねん!」)
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(5)撮影場所は健康の森公園(飯塚市自然体験プログラム「いいねん!」)
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(6)撮影場所は健康の森公園(飯塚市自然体験プログラム「いいねん!」)
(6)撮影場所は健康の森公園(飯塚市自然体験プログラム「いいねん!」)
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(7)撮影場所は遠賀川河川敷
(7)撮影場所は遠賀川河川敷
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 自然観察会で子供たちと森を散策していると、たくさんのキノコに出合う。

 そしてその都度、キノコに興味を示す子の多いことには驚かされるが、この子供たちには、食べられるキノコの話はあまりしないようにしている。なぜならキノコには強力な毒を持つものもあり、野外で区別することが難しい場合があるからである。しかし、安心して食べられるキノコを採って、シンプルに焼いて食べたら楽しいだろうな、とは常々思っていた。

 そこで、筑豊の自然を楽しむ会(ちくぜんらく)の自然観察会で、ヒラタケの原木栽培に挑戦することにした。今回は、直径10センチメートル、長さ1メートル程度のほだ木を用いる一般的な原木栽培を行うこととした。さまざまな広葉樹のほだ木にドリルで穴をあけ、菌糸を培養した種駒(たねごま)=写真(1)を打ち込んでキノコを育てる栽培方法である。なお、ほだ木には、宮若市日吉のルリユールでの伐採作業とサンビレッジ茜(あかね)「茜もりもり会」における里山再生活動で得られたケヤキ、ソメイヨシノなどを用いた。伐採直後は木に水分などが多く種駒を打ち込んでも菌糸が育たないため、2カ月ほど乾燥させておいた。

 さて、子供たちによる種駒の打ち込み体験は昨年12月上旬に行った。まず筆者ら大人が専用ドリルでほだ木に種駒用の穴を開けた=写真(2)。穴は1本につき20カ所程度である。次に子供たちが種駒を穴に打ち込んでいった=写真(3)(4)。みんな楽しそうで、用意したほだ木はあっという間に打ち込み終えた。そのほだ木を森に運ぶのであるが、子供にとっては結構な重さであるにもかかわらず先を争うように持って行ったのには感心した=写真(5)。そして森の奥の静かな場所に、ほだ木をかためて仮伏(かりぶ)せした=写真(6)。キノコの菌糸がほだ木に活着するのを待つのである。この後は、梅雨前にほだ木をばらして地面に並べて本伏せし、菌糸がほだ木全体に広がるようにするだけである。早ければ今年の秋にヒラタケ=写真(7)が見られるであろう。

 息の長い体験プログラムであるが、自分たちで種駒を打ち込んだほだ木からヒラタケが生えている様子を見たら感動すると思う。皆で焼いて食べられる日を心待ちにしている。

(筑豊の自然を楽しむ会=ちくぜんらく・弓削田和広(ゆげちゃん))


=2017/02/16付 西日本新聞(筑豊版)=

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