安川電機(北九州市)は27日、北九州市八幡西区の本社工場に半導体や食品業界、医療分野向けの産業用ロボットを製造する新工場を増設する、と発表した。主力の製造業に加え、今後需要が高まる分野への製造能力を高めるのが狙い。2013年夏の稼働を目指す。
新工場は3階建てで、延べ1万7千平方メートル。これに合わせ、一般産業向けロボットを製造している既存2工場も15年度までに自動化を高めるなどして生産能力を増強する。新工場を合わせた生産能力は、現在の月産2650台から3千台に増える見込み。
生産態勢の強化に伴い、本社事業所全体を「ロボット村」として再編成する。新たなビルも建設して、複数の建物に分散している事業部門を統合・整理して、業務効率化を図る。ロボットの理解を深めるために、市民や学校向けに施設の一部を開放したり、PR施設を新設したりすることも検討する。いずれも同社の創立100周年に当たる15年のオープンを目指す。新工場建設を含めた投資額は約100億円。
同社は「ロボットに親しめる施設として、地元の産業観光にも寄与したい」としている。
=2012/01/28付 西日本新聞朝刊=