28日午前8時35分ごろ、熊本県八代市坂本町の九州自動車道上り線、生名子(おいなご)トンネル内で、陸上自衛隊えびの駐屯地(宮崎県えびの市)の大型トラックと、鹿児島県いちき串木野市の「山光(さんこう)交通」の観光バス(乗客乗員43人)が衝突。バスの添乗員今林健二さん(39)=福岡市東区奈多2丁目=が死亡、稲田隆広運転手(64)と客の計11人が重軽傷を負った。
熊本県警高速隊によると、自衛隊のトラックが走行車線に落ちていた毛布などを避けようと、追い越し車線に車線変更した際、トラックの右後部と、後ろから走ってきた観光バスの左前部が衝突したという。添乗員の今林さんは乗降口付近にいて挟まれたとみている。
トラックは訓練参加のため、えびの駐屯地から熊本市の健軍駐屯地に向かっていた。運転していた鸙野(ひばりの)和彦2等陸曹(44)と同乗の2等陸尉(49)にけがはなかった。
山光交通によると、バスの乗客はディスカウントショップ「ニシムタ串木野店」が無料招待した日帰り旅行の参加者で、いちき串木野市から佐賀県の嬉野温泉や祐徳稲荷神社を経由し、長崎県大村市に向かう途中だった。けがをした乗客は16-85歳で、うち女性(85)と男性(55)の2人が骨折などの重傷という。
=2012/01/29付 西日本新聞朝刊=