岩手県大槌町の被災者でつくる交流の場「まごころ広場」の臼沢良一代表が28日、福岡市西区の玄界島を訪れ、福岡沖地震から3年間で復興した島の取り組みを学んだ。臼沢さんは「住民同士で話し合いを重ねながら、行政と向き合い、住民主導で島を復興させた玄界島の例を見習いたい」と話していた。
震災被災地からの来島は昨年夏の宮城県名取市閖上地区の住民以来、2回目。玄界島島づくり推進協議会のメンバーが2005年3月の被災後、住民たちが選んだ復興委員会の設立や島民への意向調査など自主的な取り組みについて説明。急な坂道ばかりの島内に設けたエレベーターや公営住宅を見て回った。
臼沢さんによると、大槌町は復興計画が明らかにされたが、住民の意見が反映されず、主産業を担う漁業者からは不満が漏れているという。同協議会の細江四男美会長は「住民がまとまって行政に訴えれば強い。まずはみんなで集まって、話し合うべきだ」などとアドバイス。同じ漁業者を励ますために、同町を訪れたいと約束した。
=2012/01/29付 西日本新聞朝刊=