三反園知事がイクボス宣言 子育てや介護積極参加、職員に残業減促す 耐震診断は公表時期明言せず [鹿児島県]

記者会見で「イクボス宣言」を説明する三反園知事
記者会見で「イクボス宣言」を説明する三反園知事
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 鹿児島県の三反園訓(みたぞのさとし)知事は19日の定例記者会見で、職員が子育てや介護に積極的に取り組めるように「イクボス宣言」した。職員に残業縮減や有給休暇取得を促すという。また、九州で唯一公表していない県内の大型施設の耐震診断結果については「総合的に考えて(公表時期を)判断したい」と明言を避けた。

 イクボスは、部下の仕事と生活の両立を支えながら組織の業績も上げる上司のこと。県によると、全国約180の自治体の首長がイクボス宣言している。

 三反園知事は会見で「子育てや家事に心置きなく参加できる雰囲気を醸成したい」と説明。業務効率化により家庭生活の充実ほか、自己啓発やボランティア活動への参加も応援する考えを示した。さらに研修を通じ、民間への普及にも取り組むという。

 一方、ホテルなど大型施設に義務付けられた耐震診断の結果公表を巡っては、鹿児島商工会議所が「観光浮揚に悪影響を及ぼす」と県に公表延期を要望している。知事は「公表は所有者に耐震化を促す効果があるが、観光への影響もあり、いろいろなことを考えねばならない」と述べるにとどめた。

=2017/05/20付 西日本新聞朝刊=

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