前田、松村両氏の受賞祝う トムソン・ロイター賞 [熊本県]

トムソン・ロイター賞の受賞を祝う会で握手する崇城大特任教授の前田浩さん(右)と国立がん研究センター先端医療開発センター新薬開発分野長の松村保広さん=19日午後、東京都千代田区
トムソン・ロイター賞の受賞を祝う会で握手する崇城大特任教授の前田浩さん(右)と国立がん研究センター先端医療開発センター新薬開発分野長の松村保広さん=19日午後、東京都千代田区
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 ノーベル賞の有力候補として米情報会社が選出している今年のトムソン・ロイター引用栄誉賞化学分野の「受賞を祝う会」が19日、東京都内であり、崇城大特任教授の前田浩さん(77)と国立がん研究センター先端医療開発センター新薬開発分野長の松村保広さん(61)=熊本県人吉市出身=に賞状などが贈られた。

 前田、松村両氏は熊本大学教授、大学院生という立場で、高分子薬剤が腫瘍に集積しやすい「EPR効果」を発見。1986年に発表した共同論文が評価された。賞状を受け取った前田さんは「世界に評価されたのがありがたい」。松村さんは「当時の研究は今も役立っている。チャンスを与えてくれた前田先生に感謝したい」と喜んだ。ノーベル賞を逃したことについて前田さんは「賞に値する研究者はいっぱいいるので運、不運です」と語った。

 同賞は論文の引用数などに基づき選出。今年のノーベル医学生理学賞に決まった大隅良典さんも2013年に医学生理学分野で受賞している。

=2016/10/20付 西日本新聞朝刊=

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