遠山監督「冬の蝶」にグランプリ テヘラン国際短編映画祭 3日、故郷・八代市で上映会 [熊本県]

 八代市出身の映画監督遠山昇司さん(32)が監督・脚本を務めた短編映画「冬の蝶(ちょう)」が、第33回テヘラン国際短編映画祭(11月中旬、イラン)のアジア・コンペティション部門でグランプリを受賞した。冬の蝶と遠山監督の別の新作長編映画「マジックユートピア」(共同監督・丹修一さん)の同時上映会が3日、八代市で開かれ、遠山監督が出演者たちと共に舞台あいさつして受賞を報告する。

 映画祭は若手監督の世界的な登竜門の一つ。今年は117カ国から3600本以上の応募があった。

 冬の蝶は八代市泉町・五家荘が舞台で、1月に撮影が行われた。認知症の祖母が危篤との連絡を受けて帰省した女性が、山奥の集落で体験する現実と幻が交錯した世界を描く。主演の女性をモデル・歌手のUna(ユウナ)さんが、その母親役を八代市出身の女優岩崎幸代さんが務める。

 遠山監督は受賞について「今まで描き続けてきた『生と死の姿』と、そこから派生する『新しい希望』というものが、国境を超えて共感を得られた」と喜ぶ。熊本地震にも触れて「熊本の美しい風景と営みを、冬の蝶を通して海外に発信できた。これからも多くの方々に届けられたらと思います」と話した。

 マジックユートピアも県内が舞台で、米国のアンカレジ国際映画祭とヒューストン国際映画祭で審査員特別賞受賞の高い評価を受けている。

 上映会は午後1時半、八代市新町のやつしろハーモニーホールで。Unaさんと岩崎さんも舞台あいさつする。入場料は前売り2千円(当日500円増し、中学生以下は当日千円)。

=2016/12/01付 西日本新聞朝刊=

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