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軽巡洋艦「球磨」足跡を後世に 湯前・里宮神社で慰霊祭 [熊本県]

軽巡洋艦「球磨」(人吉海軍航空隊を顕彰する有志の会提供)
軽巡洋艦「球磨」(人吉海軍航空隊を顕彰する有志の会提供)
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「球磨」の戦没者慰霊塔前で神事を執り行う工藤維春宮司(左)
「球磨」の戦没者慰霊塔前で神事を執り行う工藤維春宮司(左)
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 湯前町の里宮神社で11日、球磨川から命名されたという旧日本海軍の軽巡洋艦「球磨」の戦没者慰霊祭があった。地元で「球磨」の存在は知られていなかったが、工藤維春(これはる)宮司(60)や関係者が過去の文献などから確認し、球磨が撃沈された1月11日(1944年)に合わせて昨年から慰霊祭を開いている。

 地元の郷土史家などによると、球磨は排水量5100トン、全長約158メートル。警戒や輸送を主に担当し、44年にマラッカ海峡で英国艦の雷撃を受け撃沈され、138人が戦死したとされる。

 軽巡洋艦の艦名には河川名が使われ、球磨のほか「長良」「木曽」などがあった。また、艦内には「艦内神社」があったといい、球磨は、里宮神社の本社の市房山神宮(水上村)から分祀(ぶんし)されたという。工藤宮司は球磨の足跡を後世に伝えようと、境内に戦没者慰霊塔と解説板を建立している。

 慰霊祭には地元遺族会など約20人が参列、展示された球磨の写真などに見入った。工藤宮司は「戦後70年を過ぎても知らなかったことが多い。平和な日本が続くことを願う」と話した。

=2017/01/12付 西日本新聞朝刊=

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