刀剣ブーム「武器」に集客 熊本市内3カ所で企画展 若い女性に人気 [熊本県]

阿蘇神社へ奉納された刀剣が並ぶ肥後の里山ギャラリー。若い女性の来場が目立つ
阿蘇神社へ奉納された刀剣が並ぶ肥後の里山ギャラリー。若い女性の来場が目立つ
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 熊本市内3カ所の美術館などで刀剣を目玉に据えた企画展が開催されている。ここ数年、名刀を美男子に擬人化したインターネットゲームがヒットした影響で、刀剣に関心を持つ若い女性が増加。各施設はブームを追い風に来館者の掘り起こしに力を入れる。

 同市中央区練兵町の肥後の里山ギャラリーでは「阿蘇神社展 刀剣の美」が開催中だ。同神社に奉納された刀や、復元した大太刀「蛍丸」など35点を展示。1日の来場者数は通常の3倍の約400人で、若い女性が目立つという。

 1年前から全国各地の刀剣を見て回っているという福岡県大野城市の会社員高山真理子さん(28)は「刀の研ぎ澄まされた美しさに魅了された」と話し、熱心に見入っていた。

 近年の日本刀ブームは、インターネットゲーム「刀剣乱舞」の登場がきっかけとされる。各地の博物館を巡るファンが増えている。同ギャラリーの小堀俊夫館長(59)は「一点を長時間眺める女性も少なくない。ゲームをきっかけに、刀そのものに興味が移っているのではないか」と語る。

 熊本城内にある県立美術館(同区二の丸)では、企画展の目玉として、細川家ゆかりの刀など6振りを展示。刀剣の写真撮影を特別に許可している。同館学芸員の有木芳隆さん(57)は「熊本を代表する刀をまとめて見られる貴重な機会だ」と呼び掛ける。

 近くの県立美術館分館では20日まで、現代の刀工の作品が並ぶ「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」を開催している。

=2017/08/13付 西日本新聞朝刊=

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