南阿蘇鉄道にラッピング列車 漫画家ら117人が応援イラスト 「復興祈念切符」など支援続々

高森駅を出発する「がんばれクマモト! マンガよせがきトレイン」=15日午前10時20分、熊本県高森町
高森駅を出発する「がんばれクマモト! マンガよせがきトレイン」=15日午前10時20分、熊本県高森町
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 熊本地震で被災し、一部区間の運休が続く南阿蘇鉄道は15日、人気漫画家らの協力で「ドラえもん」「名探偵コナン」などの主人公を車体に描いた特別列車の運行を始めた。

 特別列車は「がんばれクマモト! マンガよせがきトレイン」。小学館の漫画誌で活躍する漫画家ら117人の絵とメッセージで飾った。11月末まで平日1日1往復、休日2往復する。この日、長男の千畝さん(8)と一番列車に乗車した南阿蘇村の小島圭子さん(44)は「被災地にたくさんの気持ちを届けていただきありがたい」と話した。

 同社は地震後に運休。昨年7月から一部区間で運行を再開したものの、2016年度上半期の乗客数は前年の1割以下に減った。人員削減や賞与カットを迫られた同社を支えたのは全国からの支援。義援金やオリジナルTシャツなどのグッズ販売、枕木オーナー制度の収益など、あの手この手の生き残り策に全国の根強いファンが呼応している。

 秋田や茨城など4県の第三セクター鉄道4社も「復興祈念切符」を発売。昨年11月~今年3月には、熊本出身の尾田栄一郎さんの人気漫画「ONE PIECE」のラッピング列車が南阿蘇鉄道を走ったほか、飲料メーカーは南阿蘇村の美しい自然と駅舎を撮影したCMを全国放送した。

 同社は「みなさんのおかげで1年を乗り切ったが、全線復旧は時間がかかる。さらなる支援を」と呼び掛ける。

=2017/04/15 西日本新聞=

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