みなし仮設3人孤独死 熊本市の40-80代

 熊本県は17日、熊本地震の被災者向けに民間賃貸住宅を自治体が借り上げる「みなし仮設」で、誰にもみとられずに亡くなる孤独死が3人確認されたと発表した。いずれも熊本市の40~80代の独居男女。昨年7~12月に死後2、3日経過して発見された。病死とみられる。みなし仮設での孤独死は初めて。県内のみなし仮設で死亡した40~90代の独居男女13人について、死亡時の状況を調査した。

 3人のうち、7月下旬と9月下旬に亡くなった40代と80代の女性は、熊本市の被災者支援組織「地域支え合いセンター」の訪問開始前で接触できていなかった。友人や親族が遺体を見つけた。12月下旬に亡くなった70代男性は、センター職員の訪問に応答がなく、警察官が立ち会って室内で発見された。

 他に今月12日にも、熊本市のみなし仮設に住む70代の独居女性が死亡しており、孤独死かどうか調べている。県によると、3月末時点で県内のみなし仮設1万4621世帯のうち、独居は約1割の1533世帯。熊本地震を巡っては、3月末に益城町の仮設住宅でも孤独死が確認されている。

=2017/04/18付 西日本新聞朝刊=

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