西日本新聞

2005年10月04日

自然食をつくろう=あわぜんざい 一手間かけるとよく分かる

イラスト ジュースやお菓子といった甘いものを控えるようになって、苦しかった生理痛が軽減した私。その体験から、毎日いただく生活にはおさらばしたとはいえ、やっぱり甘味は好き。肌寒い日が増える秋には、ぜんざいとか温かいもので一息つく時間が恋しくなるし…。というわけで、今回は初のデザートです。「甘味はお店で買うもの」と思いたいところですが(だって、疲れているときに食べたくなるものだから)、気が向いた休みの日に自分で作ってみました。そうしたら、舌が慣れていたあんの甘さって、小豆の倍ぐらい砂糖を入れないと作れない! 一手間かけるとよく分かることってあるんですね。

    ☆     ☆

 【あわぜんざい】
(1)鍋に、よく洗ったあわと六倍の量の水(あわ一カップなら水六カップ)、塩を少し入れ、ふたをしないで煮る(ふたをするなら、水の量はあわの三倍でOK)
(2)ポコッポコッと煮立ってきたら、弱火にして、「ポコポコ状態」で十五分ほど煮る(沸騰させすぎないで…)
(3)小豆は、あわの半分の量を用意し、五センチ角ぐらいのコンブと一緒に鍋で煮る(鍋のふたはしない)。水の量は、小豆の約三倍
(4)煮ているうちに水が減ったら、鍋の内側に残る煮汁の線まで水を足していく
(5)小豆が指でつぶせるくらい軟らかくなったら、塩を入れて(目安は、小豆二分の一カップに対して、塩小さじ四分の一)、二十分ほど煮る
(6)好みで、小豆に甘みをつける(黒砂糖や米あめ、水あめ、はちみつがお勧めらしい)(7)器にあわを入れて、その上に小豆を盛りつける。

 手作りは、どれくらい甘くすればおいしいか、味見しながら、程よく調整できるのがいい。野菜など素材の味を引き出した料理に興味を持ち始めてからは、数年前までは大好きだった市販の菓子を「強烈に甘い!」と感じることがある。強い甘さに慣れると、甘さ控えめでは満足しにくくなるらしい。たまには手作りして、素材の味わいを消さない程度の「素朴な甘味」を楽しむ時間って、大切かもしれない。
 (編集委員・重岡美穂)

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