2012年02月08日
「子どもに食の知識を」 栄養教諭農業者ら イベントで持論展開 武雄市
さまざまな現場で食育にかかわる担当者が集い、活動報告を行うイベント「子ども食農体験ワークショップ」が4日、武雄市の市文化会館大集会室であった。まちづくりや農業の各グループでつくる実行委の主催。4人のパネリストが登壇した。
西日本新聞社ソーシャル事業部の安武信吾次長は、がんで亡くなった妻が娘に料理を教えたエピソードを紹介、家族が子どもの食育にかかわる大切さを伝えた。子どもまちづくり研究所(武雄市)の井上一夫さんは食農教育の可能性について「『保育園・学校』『家庭』『地域』のかかわりあいを深める役割がある」と語った。
御船が丘小(同市)栄養教諭の福山隆志さんは、現在の大人たちは食の正確な知識を十分に得ることなく成人したと指摘し、子どもたちが学校で行う農業体験が「父母になったときに有効な力を生むはず」と訴えた。
市内の有機野菜栽培グループ「山内町オアシス会」の下平寅義代表は、原発事故を受けて食材の放射能汚染を不安視する声が強まっている現状について「本当に恐れるべきは農薬や化学肥料の害」と持論を展開、安全な野菜を見抜く力を育む必要性を強調した。
【写真】「本物の野菜を見抜く力」を育む必要性を指摘した山内町オアシス会の下平寅義代表
=2012/02/07付 西日本新聞朝刊=

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