2010年5月10日

【元気野菜de元気人間(吉田俊道)】<12完>地球にありがとう

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元気野菜作りを実践、菌ちゃんに生ごみを食べてもらおうと、笑顔で土いじりする子どもたち

未来を変える行動を

 長崎県佐世保市には、無農薬で作る元気野菜の生産者組織「だいち村生産者の会」があります。現在、秋の植え付けに間に合うよう、耕作放棄地を何度も何度も耕しており、秋には抗酸化力の高いニンジンなどがたくさん出荷できそうです。

 そんな元気野菜の皮や芯を遠赤外線で乾燥し、粉末化した商品「大地っ粉(こ)シリーズ」を、地元の障害者福祉施設「麦わらぼうし」の皆さんが開発しました。料理するときにさっとふりかければ、元気野菜のパワー(ファイトケミカル)をいただける優れものです。興味がある方は事務局まで。

 低体温、便秘から始まり、夜眠れない、朝起きれない、やる気が出ない…。体や心の不調に苦しむ子どもたちが増えています。どうすることもできずただ苦しみもがいている子に出会うたび、事態の深刻さを感じます。

 でもその多くが、「元気な旬の野菜を食べる」「30回かむ」などといった食生活を30日程度送ることで改善されていく。小、中学生が自分の変化に驚く現場に立ち会うたび、私はうれしくなります。だって、その子のこれからの長い人生が大きく変わるのですから。

 こうした実例と、「君の体は食べ物そのものだよ。食を変えて、ウズウズわくわくの本当の自分に出会って!」という私たちの思いを読者の皆さんと共有したくて、「食卓の向こう側」取材班とともに、16日に講演会を企画しました。ぜひ、お越しくださいね。

 地球の大きな循環の中で、微生物やミネラルいっぱいの大地で野菜や食べ物がとれ、それをいただく人が心も体も元気になる。そして命をはぐくむ地球や食べものさんに思わず手を合わせてしまう感謝の気持ちが世の中に満ちあふれる-。そんな未来がくることを願い、微力ながらこれからも活動を続けていきます。
 (NPO法人「大地といのちの会」理事長)
 (おわり)

    ◇   ◇

 ▼元気野菜de元気人間連載終了記念・第4回食卓の向こう側セミナー 16日午後0時半から、福岡市東区箱崎・九州大箱崎キャンパス付属中央図書館4F、参加費700円。
 【内容】「低体温、便秘、心と体の悲鳴-アンケートで見えてきた小中高生の心と体の実情と改善事例」聖和女子学院講師・中尾慶子氏▽「頑固な便秘や低体温が治り、集中力が急激に向上-小学校での取り組み」波佐見町立南小学校教諭・福田泰三氏▽「インフルエンザ欠席がゼロになるまで-保育園の取り組み」私立保育園マミー園長・衣川順子氏▽「おなか畑の土作りで元気人間が続出中-その具体的方法と、子どもへの教え方」吉田俊道氏▽「みんなで話そう」。
 問い合わせは、大地といのちの会事務局=0956(25)2600。

=2009/08/02付 西日本新聞朝刊=

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