2011年08月22日
農と食の変化 読み解く 熊大・徳野教授が「生活農業論」刊行

「文学部の農学者」として知られる熊本大学文学部の徳野貞雄教授が農山村を歩き、1989―2010年に発表した論考をまとめた「生活農業論-現代日本のヒトと『食と農』」を学文社から刊行した。A5判、432ページ、5040円。
「農業が変わったのではなく、人間が変わったのである」という視点の下、モノとカネに重点を置く従来型の「生産力農業論」と一線を画し、ヒトとクラシから農業・農村、食の変化を読み解くのが生活農業論の真骨頂。1985年と2003年で比較した福岡市民の食生活の実態調査や、農業で食えるムラをつくるためにキノコ栽培に取り組んだ福岡県大木町のリーダーたちの動きなど、徹底してヒトから見る視点がユニークだ。
=2011/08/21付 西日本新聞朝刊=

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