本格的な冬の到来を前に、衣料品店の店先にタイツが並び始めた。一口にタイツといえども、最近は素材や色はもちろん、丈やデザインも異なるさまざまなタイプの商品がある。おしゃれにはきこなすテクニックを「靴下屋 新天町店」(福岡市中央区)の店長、酒井真紀さん(24)に聞いた。
●素材や色 重ね着を楽しんで
従来のタイツは、ヒップからつま先までを覆う形でしたが、数年前からふくらはぎや足首までの丈の「レギンス」(スパッツの別称)が大流行し、定着してきました。今年の春夏からは、レギンスの先にかかとで引っかける部分がついた「トレンカ」が人気です。

(左から)タイツ、トレンカ、レギンス
トレンカは足の甲まで覆うので足が長く見えるといわれ、パンプスなど露出度の高い靴との相性もいいんです。まくり上がる心配もありません。タイツならば上品な印象、レギンスならカジュアルな印象を醸し出しますが、トレンカはその両方の個性を併せ持っています。素材は春夏は薄手のナイロンなどが主流でしたが、秋冬用にウール混合素材などが出ています。股下の長さもさまざまそろっているので、年代を問わず楽しんでもらいたいですね。
寒い季節はどうしても服装が暗めに、単調になりがちなので、ぜひ足元でバリエーションをつけてほしい。足元は黒や紫などが無難と思いがちですが、逆に水色やからし色にして、“外し”を楽しんでみると、全体のポイントになります。
おしゃれと防寒効果の両面でお薦めしたいのが、タイツ類とレッグウオーマーの重ね着です。タイツ類は、冬場でもミニスカートやショートパンツを楽しめるのが人気の要因のひとつですが、これにレッグウオーマーを合わせると、カジュアルで暖かな印象になります。ブーツを合わせてもバランスがとれ、足の形がきれいに見えますよ。

タイツ類に、レッグウォーマーやボリューム感のあるソックスを合わせるのが今年風
レッグウオーマーも種類が増えて、ウールや起毛素材などボリューム感がありながら、豊かな色づかいや柄ものが多くなってきています。タイプによってはアームウオーマーとしても使え、いくつかもっておくと使い回しできます。
さて、タイツ類を楽しみたいけれど、「足に自信がない…」と悩む人も少なくありません。足のラインをはっきり出したくない人は、綿やデニム生地などを使ったゆとりのあるタイプを選べば大丈夫。足元でくしゅくしゅと生地が寄った感じも、おしゃれに見えます。
また、ハイソックスもタイツに迫るほどの長さを持ったものが増えています。レッグウオーマーを兼ねた折り返し可能なタイプや、ひざ上まですっぽり覆う「ニーハイソックス」も、タイツに負けない防寒効果が期待できます。

ひざ上丈の「ニーハイソックス」。ブーツやミニスカートとの愛称もいい
=2009/11/18付 西日本新聞朝刊=

レッグウォーマーも素材感やデザインが豊富に