卒業、転勤の春。歓送迎会の2次会などでカラオケを歌う機会がぐっと増えるが、苦手な人にとってはこれがかなり苦痛。できればパスしたい。とはいえ、あまり断り続けても場が白ける…。苦手なカラオケをうまく乗り切るこつを、福岡市を拠点に活動する歌手の堤田とも子さんに聞いた。
●音響やマイク使いを工夫する
カラオケが苦手な人は、音程を外してしまうから、歌うのが嫌なんですよね。これをいかにごまかすかがポイントです。お勧めしたいのが「エコー」機能を効かせることです。カラオケは最初からエコーが効いていますが、標準の目盛りよりも2割程度強くすることをお勧めします。
エコーを効かせると、音に残響や余韻を与えて、奥行きのある音像を作り出す「リバーブ効果」が得られます。普通の部屋で歌うより、風呂場で歌った方がうまく聞こえませんか。地声がオブラートに包まれたような感じで、声が膨らんで聞こえるため、多少、音程がずれても気付きにくくなる効果があります。
もう一つ有効なのがマイクの音量を大きめにすること。自信のない人は逆に音量を下げたがると思いますが、逆効果です。音量が小さい分だけ大きな声を出すことになって、よけい音程を外しやすくなってしまいます。
マイクの音量を上げておいて、口元とマイクの距離で調整するようにします。音量を大きくしておけば、鼻歌のような声で歌ってもはっきり聞こえます。
一般の人を見ていると、マイクを近づけ過ぎている人が多いです。近いと外した音まで拾ってしまいますし、特に声が大きい男性はうるさくなりがちです。

マイクの音量を大きくして、口元からマイクをこぶし一つ分程度離す
基本は口元からマイクを指2本からこぶし一つ分、離すようにします。歌に自信のない人は最初からこぶし一つ程度離しておいて、音程が外れやすい高音部分にきたら、さらにマイクを離すようにしましょう。
マイク使いと合わせて大事なのが曲選び。音域がせまく、簡単なメロディーのもの。さらに、周りが一緒に盛り上がって歌ってくれるように、みんなが知っていて乗りが良い曲がいいでしょう。1曲が5分以上ある曲は歌の上手な人が歌っていても意外と飽きられます。歌の出だしで緊張しがちですから、最初に勢いよく歌えるサビから始まる曲を選ぶのも手です。
条件が当てはまるのが、SMAPの「世界に一つだけの花」でしょうか。
裏技ですが、最近のカラオケは歌詞を映し出す画面に、歌手本人の映像を使ったものがあります。歌手本人が歌い踊るので、周囲の目が歌っている本人より画面にくぎ付けになる分、気が楽になります。
本来、歌は楽しむものです。最近は1人でカラオケに行っている人も多い。気軽に練習に行って、苦手意識を克服して、乗り切るというのでなく、笑顔で歌ってほしいです。
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