街には春を告げる、色鮮やかなファッションがあふれています。髪も軽く、若々しくイメージチェンジしたいところ。数々のコンクールで入賞経験を持つ美容室シャロム=福岡県糸島市=の武内順子さん(55)に、40代以上の女性を「マイナス5歳」若返らせる髪のケアとヘアスタイルについて聞きました。
●つやを出し、卵形に近づけて
若く見えるためのポイントの一つが、髪が良い状態に保たれていること。まとまりがよければ、手入れがしやすく、つやが若い印象を与えます。日ごろのケアが大切です。
まずはシャンプーなどを見直してみましょう。髪質に合ったものを使っていますか。軟らかいのか硬いのか、くせ毛か直毛か、毛先をおさめたいのかどうかなどを踏まえて選びます。
そして、髪を洗った後に、必ず完全に乾かしてから休むこと。髪の表面には、「キューティクル」といううろこ状の膜があります。これが開いた状態だと、髪が傷む。ドライヤーを使って乾かしますが、温度が高くなく、風の強いものを使って下さい。一般的な家庭用の1000―1200ワットのもので結構です。手早く乾かすことで、乾燥を防ぎます。毛流れに沿って、優しく乾かすのも大切です。

<Before> 施術前のスタイル
ストレスも髪にダメージを与えるので、美容室ではヘッドスパを勧めています。パーマ、カラーや紫外線もダメージにつながるので、ケアが必要と覚えておいて下さい。
次にヘアスタイルですが、髪形がその人に似合わなければ、ちぐはぐな印象を与えます。顔の形に合わせたヘアスタイルのこつをイラストにまとめました。全体のシルエットが「卵形」になるように、足りない部分は足し、多い部分を引くのが基本。ここしばらく、すそ広がりでAラインのスタイルが流行していましたが、今年の春はやわらかな丸みを出した「ラウンド系」が主流です。
カラーでは、肌の色、瞳の色などから、似合う色を判定。大きく暖色と寒色に分けられます。

<After> 前髪を短く、トップをふわっと立ち上げた
今回のモデルさんは40歳。パーマスタイルが伸びて、毛先が遊びすぎていますし、トップ(頭頂部)のボリュームがなくなっています。肌が白くて瞳が茶色なので、青みがかったカラーにし、前髪は短く、トップにボリューム、後頭部に丸みを持たせたスタイルに変えました。トップをしっかり持ち上げながら乾かすと、ボリュームが作れます。
その人に合った「マイナス5歳」のヘアスタイルにするには、美容師とのコミュニケーションが不可欠。最初の話し合いで、好みのスタイルと似合うスタイルのギャップを埋めていきます。美容院にはしっかり時間をとって来て下さい。
=2010/03/03付 西日本新聞朝刊=