●犬を集合住宅で飼うには?
犬を飼っていいマンションに住んでいますが、ペットをめぐる住民間のトラブルが少なくありません。どうすればお互いに気持ち良く生活できるか、アドバイスをお願いします。
●ルール周知する場設けよう
集合住宅におけるペット問題に詳しい福岡市のマンション管理士、藤野雅子さん(48)を訪ねた。
「ペットブームもあって集合住宅でのトラブルが増えてますね」と藤野さん。主な問題点は(1)飼育禁止なのに、勝手に飼っている人がいる(2)飼育可なのに、マナーを守らない人がいる-に集約できるという。
集合住宅でペットを飼う場合と禁止する場合に定める管理規約については、国土交通省が標準を定めている。法律ではないが、たいていの集合住宅がこの標準規約を参考にしており、ペットの飼育に関する事項も記載されているはずだが、読まない人が多い。
藤野さんは「管理組合の総会などで、規約やルールを周知する場を設けることが必要だ」とアドバイス。
◆共用部では抱える
ペットが苦手な人は、動物の臭い、毛、鳴き声を不快に感じたりする。
飼い主が気を付ける点としては、毛が飛ぶので窓を閉める▽毛が飛んだり、
排水溝にたまったりするのでベランダでブラッシングをしない▽エレベーターに臭いが残るので、なるべく階段を使う▽おしっこをするかもしれないので、廊下は歩かせず、抱きかかえたり、キャリーバッグに入れて持ち運んだりする▽噛(か)んだり飛び付いたりする可能性があるので、放し飼いにせずリードを必ず付ける-などが挙げられる。基本的なことなのに意外と守られていないふん尿の処理も、きちんとしよう。
◆マナー教室実施も
「最近は1人暮らしが増えたので、犬の吠(ほ)えのトラブルが最も多い」というのは、ペット共生型賃貸マンションを専門とする不動産会社「Key Point Plan」(同市)の社長、谷川恵利さん(47)。留守中に飼い犬が吠え続け、他の住民から保健所に通報されるケースが目立つという。そこで同社は、集合住宅でのマナーを守ってもらおうと、入居の際にマナー教室を受講してもらう取り組みを始めた。
ペット情報誌「犬吉猫吉」(同市)で編集長を務める木下文吾さん(35)は「ペットを飼っている人、飼っていない人、集合住宅のオーナーの間だけで解決するには限界がある。プロのドッグトレーナーのような専門家を間に入れた方がスムーズに運ぶケースも多く、そういう人材が必要になってくるのでは」と指摘していた。
みなさん、助太刀ありがとうございました。
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●にゃんポイントメモ

毛をとかすのに便利なスリッカーブラシ
ネコ助でござる。トラブルになりやすい「毛」の問題ですが、猫である拙者
はもちろん、犬もまたどうしても抜けてしまうものです。正しいブラッシングの方法について、ペットの美容専門店「ワンパーク」大濠店(福岡市)の店長、脇坂英理さん(26)に尋ねたでござる。
犬は春から秋にかけて体温調節のために毛が抜けやすいそうです。針金のようなものが付いたスリッカーブラシで、皮膚と並行に、飼い主が自分の皮膚に当てても痛くない程度でとかしましょう。プードルなどの毛玉ができやすい種類は、手をよく動かし、ブラシが引っ掛かるところは毛をめくって毛玉を探し、毛の根元を持ってとかすといいそうです。
定期的にはプロに任せても、ブラッシングは毎日するのが理想。脇坂さんからは「コミュニケーションの一環なので楽しんで」と助言していただきました。拙者も毎日欠かさず毛をとかすでござる。
=2011/09/21付 西日本新聞朝刊=