さつま町鶴田地区の川内川を下るホタル舟

 川内川を小船で下り川岸のホタルの光を楽しむさつま町の「ホタル舟」の運航が17日、始まった。昨夏の豪雨災害の影響で生息数は減少したものの、生き延びたホタルの輝きに乗船客は生命力を感じ、感動していた。

 この日運航が始まったのは同町神子地区。「ほたる大橋」近くから乗船し、約2キロを30分ほどかけてゆっくりと下る。災害でホタルが生息する土手がえぐりとられ、例年なら乗船場付近で乱舞するホタルは見られない。それでも途中から、ぽつりぽつりと乗船客を歓迎するように輝いた。

 3年連続で乗船した菱刈町の上野友行さん(47)は「災害で全滅したのでは、と心配したが残っていて自然のすごさを感じた。また、よみがえってくれると思います」と話した。さつま町のホタル舟は18日、同町二渡地区でも始まった。いずれも6月3日まで毎日運航する。


=2007/05/19付 西日本新聞朝刊=