11日から福岡市で始まる大相撲九州場所に先立ち、延岡市出身の立行司式守伊之助(しきもりいのすけ)(本名・内田順一)さん(61)が5日、東国原英夫知事を訪れた。伊之助さんは「土俵では絶対、笑顔にならない。(身が)引き締まります」と語った。

 伊之助さんは1962年5月、15歳のときに初土俵。昨年の九州場所では「日向」を表す県章が入った装束を披露、今年5月に第37代式守伊之助を襲名した。11日の九州場所初日にも同装束を着用するという。

 懇談では、知事が「『これ間違ったなあー』という軍配はあるんですか」と質問。伊之助さんは「そら、しょっちゅうある。決断は一瞬だが、(自分の軍配に)自信を持っている」と話した。

 「昔は4つ相撲が多かったが、今はスピードが速い正攻法の押し相撲になり、醍醐味(だいごみ)がない」としたうえで、県出身力士が少ないことには「宮崎県は根性がない。のんびり屋だから」と歯に衣(きぬ)着せぬ“物言い”に知事も感心していた。

=2007/11/06付 西日本新聞朝刊=