▼世界最高齢男性

 都城市の田鍋友時さんが1月24日、ギネスブックで男性世界最高齢者と認定され、6月に認定証が届いた。田鍋さんは1895年(明治二18)9月18日生まれ。9月5日に同市から市民栄誉賞が贈られた。112歳の誕生日前の同11日には自宅を訪問した東国原英夫知事から長寿のお祝いを受けた。家族によると、好物の牛乳は毎日200ミリリットル飲み、数十年来の日記も付けるなど変わらず元気に過ごしている。

 ▼日向市の漁船転覆

 東国原英夫知事が鳥インフルエンザの対応に追われていた2月9日、日向市漁協所属マグロはえ縄漁船「幸吉丸」(9.1トン)が鹿児島県種子島の沖合で貨物船「フェリーたかちほ」(3、891トン)と衝突、幸吉丸の是沢幸広船長ら3人が3日間、救命ボートで漂流した。ボートの底に空いた穴から入り込む海水をくみ出し、寒さと不安に耐えながら無事に生還を果たした是沢船長は、退院後の会見で「『絶対に家族に会う』と思い続けていた」と語った。

 ▼台風4、5号直撃

 7、8月に台風4号、5号が襲来し、県内で大きな被害が出た。日之影町見立地区は、台風5号に伴う大雨で県道が寸断されて孤立状態となり、県の防災ヘリがお年寄り1人を救出、救援物資を搬送した。延岡市では、台風5号によって海に流れ出た流木が養殖いけすを壊すなどして、漁業関係だけで約6億円の被害が発生。一方、同市が流木の撤去作業への協力を呼び掛けたところ、約3400人のボランティアが駆け付けた。

 ▼市民会館存続へ

 南九州大を運営する南九州学園(宮崎市)と都城市が3月29日、2009年春開学を前提とした高鍋キャンパスの移転協定を締結した。

 同学園は10月29日、市が解体を決めていた市民会館の無償貸与を申し入れるとともに、11月9日には新設する2学部2学科と新キャンパスの概要を発表。市は12月議会で解体工事費を削減する本年度一般会計補正予算案を可決した。

 市民会館は菊竹清訓(きよのり)氏の設計。1960年代の建築運動「メタボリズム(新陳代謝)」を代表する名建築は解体から一転、保存活用されることになった。

 ▼高千穂線問題

 一昨年の台風被害で運行停止となった高千穂線。第三セクター高千穂鉄道(TR、高千穂町)の最大株主である県と沿線1市2町が2月、TRからの経営引き継ぎを目指していた神話高千穂トロッコ鉄道(同町)に鉄道施設などの資産を無償貸与する方針を決定。これを受け、トロッコ社は事業許可取得に向けた国土交通省との事前協議を本格化させるなど高千穂線の運行再開へ大きく前進するかに見えた。

 しかし、5月から始めた開業資金募集で寄せられた支援金は目標の2億円を大幅に下回る約4000万円にとどまり、億単位の支援を表明していた建築家黒川紀章氏も10月に急逝。トロッコ社株式の88%を保有する高千穂町観光協会など13団体・個人が12月に入り、経営からの撤退を決めるなど運行再開の夢は頓挫する格好となった。

 このため、TRは12月27日、延岡-槙峰間に続いて残る高千穂-槙峰間の廃止届を国に提出する予定。正式な廃線確定はさらに1年後となり、トロッコ社に残った株主は「公園の遊技施設の形にしてでも、高千穂線の運行再開にこぎつけたい」としているが、厳しい状況は変わらないとみられる。

 ▼5市町でも裏金

 県の裏金発覚に端を発し、都城市、延岡市、西都市、日向市、三股町でも裏金の存在が明らかになった。

 都城市では、物品購入を装って引き出した公金を納入業者に管理させる「預け」と呼ばれる手口で、10一部署が過去5年間に計約1130万円に上る裏金を捻(ねん)出(しゅつ)していた。延岡市も「預け」の手口で9部署が計約2260万円の裏金を捻出。発注品とは違う物品を納入する「書き換え」と呼ばれる不正会計処理が30部署で計約980万円確認された。

 西都市も「預け」が4部署で計約140万円あった。三股町は原則過去1年半の調査で、耕地課(現産業振興課)の約21万円の「預け」が発覚した。日向市では、不正会計処理が5年間に総額約132万円あった。

=2007/12/27付 西日本新聞朝刊=