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【佐賀】佐賀市長選、出馬表明は現職のみ 告示まで1カ月

週末にもかかわらず人通りもまばらな佐賀市中心部の白山名店街=2日午後
週末にもかかわらず人通りもまばらな佐賀市中心部の白山名店街=2日午後
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 任期満了に伴う佐賀市長選(10月8日告示、15日投開票)の告示まで1カ月。これまでのところ立候補の意向を示したのは現職の秀島敏行氏(75)=3期目=だけで、4人の混戦となった2013年の“県都決戦”から一転、38年ぶりに無投票となる可能性が高まっている。このため選挙ムードは盛り上がらず、有権者からは「選択肢を示してほしい」との声も漏れる。

 8月19日、佐賀市本庄町本庄であった秀島氏の事務所開き。山口祥義知事やJA佐賀中央会の金原寿秀会長のほか、自民、民進両党の国会議員、市議らも出席した。「150人の参加を見込んでいたが、300人も集まった」。陣営幹部は手応えを感じた。

 前回の市長選では、秀島氏以外に自民元県議ら3人が出馬。激しい選挙戦を展開した。接戦を制した秀島氏は3期目を「総仕上げ」として今期限りでの引退を検討していたが、後継と期待した総務省出身の元副市長が出馬を断念。4期目へ立候補を決意した。

 元々、市職員労組幹部を務めていた秀島氏は、オスプレイの佐賀空港配備計画に慎重姿勢で、計画推進の立場の自民党内には批判的な声がある。地元経済界には「雇用創出や産業振興策が物足らない」という不満もくすぶっている。一方で秀島氏は市政運営で自民との決定的な対立も避けてきた。自民系市議は「党内はいろんな考え方があり、一枚岩になって対抗馬を出す状況ではない」と話す。

 こうした現状に市民の思いは複雑だ。同市中心部の市白山名店街協同組合代表理事で、履物店を営む中牟田均さん(68)は商店街の衰退や若者の流出が止まらない市の現状に危機感を抱く。「商店街の振興策についていろんな考え方を示してほしいのだが」。佐賀大の畑山敏夫教授(政治学)は「有権者に市政の課題と展望を意識させる4年に一度の機会が無投票では奪われる。県都なのに人材難のようで寂しい」と指摘した。

=2017/09/08付 西日本新聞朝刊=

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