【福岡】木村前教育長が市長選出馬表明 太宰府市 完全給食「実現目指す」

 来年1月の太宰府市長選(21日告示、28日投開票)に13日、同市教育委員会の前教育長、木村甚治氏(64)が立候補を表明した。橋本健議長ら複数の市議が木村氏支持を明言。失職した芦刈茂前市長の他にも立候補を探る動きもあり、市長選に向けた流れが加速しそうだ。

 この日、木村氏が教育長を辞める辞令交付後に退任会見が設定されたが、記者の質問は市長選への出馬の有無や動機に集中。木村氏は「芦刈市長の時代は議会と議論が進まなかったが、課題は山積している。議会と議論ができる場をつくって市政を正常化したい」などと出馬の意向と理由を説明した。

 芦刈氏が公約に掲げて方針転換した中学校完全給食に関しては「実現を目指す。財源の必要性は初めから分かっており、予算全体の中で組み立てていくしかない。自校方式なども含め、もう一度原点に返って考えていきたい」と述べた。

 行財政改革には「丁寧な説明や情報公開が必要だろう。会計制度面では複式簿記など民間の視点を導入し、無駄を省いていくのも大事」などとした。

 木村氏は、芦刈氏が2015年4月の市長選で破った前々市長時代の総務部長だが「私は前々市長の市政を踏襲するつもりはない。市民本位の市政運営をする。最優先課題は高齢化対策だ」と強調した。橋本議長は、木村氏について「行政経験が豊富で、市政の正常化を託せる人物」と期待を寄せた。

=2017/12/14付 西日本新聞朝刊=

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