事故を起こしたジェットコースターを調べる大阪府警の捜査員=9日午後、大阪府吹田市のエキスポランド

 大阪府吹田市の遊園地「エキスポランド」のジェットコースター脱線事故で、コースターの車体底部には車軸の先端部分の点検孔があるのに、同園は車軸を始業前の点検項目に入れず、事故で折れた部分をチェックしていなかったことが9日、分かった。

 日常的に点検していれば事故が防げた可能性があり、吹田署捜査本部は、点検マニュアルを押収して安全管理体制を詳しく調べている。

 調べでは、車両の底部で車体と車輪ユニットをつないでいる車軸はボックス型のカバーで覆われており、カバーには車体側と車輪ユニット外側にそれぞれ、先端を手で触って確認できる点検孔が開いている。

 脱線した2両目の車軸は、車体側の先端部分がナットと一緒に折れ、点検孔から落下した可能性が高い。

 点検マニュアルによると、始業前に点検するのは車輪や連結器など30項目以上。しかし、車軸は項目には含まれておらず、車輪ユニット外側の先端部分だけ、社員が自主的に点検していた。