1人暮らし安否確認、端末で"問診"も 高齢者ネットで見守り 唐津市で実証実験

1人暮らしのお年寄りの家に付ける専用機器の説明をする石田宏樹社長
1人暮らしのお年寄りの家に付ける専用機器の説明をする石田宏樹社長
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 唐津市とインターネット関連事業のフリービット(東京)は27日から、インターネットを活用し、1人暮らしの高齢者の見守りや健康相談に応じるシステムの実証実験を始めた。離島を含む市内13世帯(72~90歳)にタブレット端末やセンサーを設置し、夜間の在宅も確認する。3月中旬まで実験を続け、2014年度中の事業化を目指す。

 同社は市内にコールセンターを開設しており、市と昨年6月、情報通信技術を福祉や防災に活用することで合意。システムは同社が提案し、国の補助金約4千万円を活用して実験する。

 同社によると、高齢者には端末で体調の変化などの質問に答えてもらい、必要に応じて医療機関の受診を提案。また、室内に配備したセンサーで呼吸や体温などの生体データを把握し、異常があれば家族や民生委員にメールで伝えるという。

 市によると、1人暮らしの高齢者は7816人(昨年3月)で、うち離島の7島には117人が暮らす(いずれも昨年3月現在)。システム導入費は1世帯10万円前後、利用料は月数千円を見込んでおり、市内のコールセンターで記者会見した石田宏樹社長は「通信インフラと連動した機器を使って安心感を提供したい」と説明。坂井俊之市長は「1人暮らしの高齢者にも気軽に利用してもらえるように、事業化を支援する」と述べ、事業化の場合には導入費の補助を検討する考えを示した。=2014/01/29付 西日本新聞朝刊=

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