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思い出や老後の希望記入 認知症介護に「手帳」が一役 諫早市 元気なうちに配布

長年の習慣や好み、老後の過ごし方の希望などを書き込む「いさはやオレンジ手帳」
長年の習慣や好み、老後の過ごし方の希望などを書き込む「いさはやオレンジ手帳」
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 認知症患者のより良い介護につなげようと、諫早市が医師会などの協力を得て「いさはやオレンジ手帳」を作製した。高齢者が元気なうちに、思い出や嗜好(しこう)、老後の希望など介護に必要な情報を書き込んでもらうのが特徴。県は「元気なうちに記入するのは先進的な取り組み」としている。

 市や県によると、認知症は誰でもなる可能性があり、65歳以上は10人に1人、85歳以上は4人に1人が発症しているとされる。県内の65歳以上の患者数は、推計で2010年が3万5千人。25年には5万6千人に増えるという。

 こうした状況を踏まえ、諫早市は12年度に諫早医師会や介護施設、老人クラブなどと会合を開き、介護をする際の課題や対策を議論。意思表示ができない認知症患者の意図をくみ取るのが難しいことから、発症する前に情報を書き出してもらうことにした。

 オレンジ手帳はA5判、12ページで昨年3月に完成。これまでの暮らしぶりや同居家族、介護への願いや要望、長年の習慣などを書く項目を設けている。認知症を早期に見つけるためのチェック項目も付けた。

 配布対象は65歳以上で、10人以上のグループで市に申し込めば、認知症の症状や手帳の書き方を説明する講座の中でもらえる。これまでに老人クラブや民生委員が受講した。市高齢介護課は「認知症を正しく理解し、よりよい介護を受けるために受講してほしい」と呼び掛けている。

 市高齢介護課=0957(22)1500。=2014/01/31付 西日本新聞朝刊=

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